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コラム第十回 ~ホールドスチール~

1.犬のマウンティング行為

皆さんは、犬のマウンティング行為というものをご存知でしょうか?
この行為には2つの目的があります。

1.交尾目的
2.上下関係を示す目的
(優位な方が劣位の背中に乗り、自分の方が強いということを示す)

ほとんどの方はこの行為を見ると1だと思うのではないでしょうか。しかし、雄犬同士、雌犬同士、または人の足などにもする行為である事から、実際は2の時の方が多いようです。
今回は、この2の目的のマウンティング行為を利用した「ホールドスチール」というトレーニングをマスターしましょう。そして飼い主に対する犬の服従心を養います。
それではトレーニングを始めましょう!

2.トレーニングをしてみよう!

1.両ひざをついて座り、犬を足の間に挟んで座らせ、首の下に腕を回して固定します。
犬が怖がらないように「大丈夫だよ」「怖くないよ」と優しく声をかけながら行ってください。くれぐれも無言にならないように!

2.もう片方の手で犬の前肢を払って伏せさせます。
このとき犬に覆いかぶさるようにして自分の体も一緒に倒してください。
犬が途中で嫌がって暴れたり動いたりしている時は、次の動作に進まずにしっかり固定して、動かなくなるまで待ちましょう。ただし絶対に逃げられないように気をつけて!もし逃げられてしまうと次からはもっと暴れてさらに難しくなります。

3.伏せをさせたら、両手で首輪を持ち、犬が起き上がってこないように地面に押し付けるようにします。
この時も逃げられないように注意しましょう。犬が動かないのを確認してから首輪は持ったまま上半身だけを起こします。

4.犬が力を抜いてあきらめたら、誉めて解放してあげましょう。
教え始めのうちは力を抜いてじっとしていたら、すぐに解放してあげましょう。慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていきます。

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