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コラム第十三回 ~熱中症に注意しよう!~

暑い季節になりました。皆さんは、犬の熱中症についてどのようにお考えですか? 今回は、この時期、気をつけていただきたい犬の熱中症についてお話します。

1.熱中症とは

熱中症とは、どの犬にも起こりうる、死につながることも少なくない、怖い病気です。
まずは、熱中症の症状についてお話します。
<初期症状>…直腸温39.5度~41度で出る主な症状

* いつもより荒い呼吸
* ヨダレの量が多い

<危険な症状>…直腸温41度以上で出る主な症状

* ぐったりする(倒れる)
* けいれんする
* 嘔吐する

2.直腸温を測定しよう!

犬の体温は、肛門から測ります。体温計は人間用のものでOK!
ただし、体温計の先をアルコール綿で消毒するか、サランラップでくるんで使用しましょう。
計り方は、人差し指と中指の間に体温計を挟み、肛門にまっすぐ(2~3cm)差し込みます。
犬が暴れないようにしっかり犬の体を固定します。できれば二人で行うと良いでしょう。
※水銀の体温計は割れてしまう可能性があるので使用しないで下さい!

3.体温を下げる応急処置

39.5度以上の高熱が出た場合、涼しい場所で体温を下げる処置を行いましょう。

* バケツやホースで、全身(頭以外)を水で濡らす
。 ※氷水は不可
* 太い血管の通っている部位(首、脇、股)を冷やす。
* 濡らしたバスタオルで体をくるむ。

このような処置を体温が39.5度未満に下がるまで繰り返し行います。そして、病院での診察を必ず受けましょう。熱中症は時間との勝負です!症状が現れてから最長でも1時間以内に対処しないと死にいたるケースも多いのです。

4.予防

* 日中の散歩は避ける。散歩は早朝や夕方など、涼しくなってから。
※日中のアスファルト、マンホールの上は大変な暑さで肉球をやけどする犬も多い。
* 気温が高い時間帯は激しい運動(ディスクなど)はさせない。
* 日向に長時間繋いだままにしない。
* 車内に放置しない。(日陰で窓を全開にしていても危険です)
* 水分を十分に与える。(氷を入れるなどの工夫もすると良いでしょう)

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