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コラム第九回 ~ボール遊びのルールを教えよう~

ボール遊びについてこんなお悩みをよく耳にします。

* ボールをキャッチした後、飼い主の元へ戻ってこない。
* キャッチしたボールをくわえたまま放さない。
* すぐに飽きてしまい、遊ばなくなる。

皆さんのワンちゃんはどうですか?当てはまっていませんか?
こうした悩みも、しっかりルールを教えてあげる事で解消できます。
それではボール遊びのルールについて説明します。

1.ボール遊びのルール

1. リードを付けたまま行います。
最初から、リードをはずして自由にしてしまう事が、戻ってこなくなってしまう原因の一つです。リードはつけたまま片手で持ちます。

2. ワンちゃんと一緒に走って追いかけましょう。
ボールを投げると同時に、一緒に走ってボールを追いかけます。
※この時、できるだけリードが張らないように一生懸命走ってください。

3. 「キャッチ」の命令をかけます。
ボールを追いかけていき、キャッチする直前に「キャッチ」と大きな声で言いましょう。
キャッチできたら、すかさず「おりこうさん」「そうそう」「いい子だね」など決めた誉め言葉で誉めてあげます。(ここではおやつをあげたり触ったりのご褒美はいりません。)

4. 「おいで」の命令をかけ、ボールを投げた元の場所まで戻ります。
キャッチしたことに対して言葉で誉めた後、すぐに「おいで」と大きな声で命令をかけます。人はワンちゃんと向き合うようにして後ろ向きで走り、リードをたぐりよせながら元の位置まで戻ります。

5. 「ちょうだい」を教えましょう。
元の位置まで戻ってきたら、しゃがんで体を触り誉めてあげます。(決してボールをすぐに取り上げてはいけません。今後、ボールを取られるという印象だけが強く残り、戻ってこなくなる可能性が高くなります。)

誉め終わったところで、初めて「ちょうだい」という言葉をかけて、ボールに手を伸ばします。ここで注意しなければいけないことは、ワンちゃんとの引っ張り合いにならないことです。ワンちゃんが遊びと間違えて、どんどんボールを放さなくなってしまいます。

では、どうすればいいのでしょう?

答えはボールを動かさなければいいのです。犬はボールを引っ張っても何の反応もなければ、いずれ「つまらない」と思い、自分からボールを放すでしょう。このときに、思いっきり大げさに誉めておやつをあげます。そしてまた、ボールを投げて遊んであげましょう。

2.遊びのポイント

ボール遊びだけでなく、どんな遊びにも共通することですが、ワンちゃんが飽きるまで遊ばないということがポイントです。ワンちゃんがまだ遊びたいと思っているときに止めて、次回への期待感を持たせましょう。

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